統計学
先日ですが、旧知の*1Grahamianさんのこんなツイートが話題になっていました。データ分析をするときシンプルに重要なことは「生のデータを眺める」と「データの分布をグラフにする」ことなんじゃないかと思うんですよね。すぐにクロスとかファネルとかコホー…
これは年末恒例のポエムです。故に皆様にとって役に立ったりあまつさえ学術・技術的に価値ある内容などは何ひとつございませんので、予めご了承ください。
ウェブ最適化ではじめる機械学習 ―A/Bテスト、メタヒューリスティクス、バンディットアルゴリズムからベイズ最適化まで作者:飯塚 修平発売日: 2020/11/19メディア: 単行本(ソフトカバー)こちらの書籍を著者の飯塚修平さんからご恵贈いただきました*1。テー…
「新型コロナウイルス感染症における治療の進展(令和2年10月29日に開催された第13回新型コロナウイルス感染症対策分科会事務局提出資料を基に内閣官房・内閣府作成)」という資料が世間で物議を醸しているようです。ただ、これを見ていて僕が個人的に気にな…
(Image by Pixabay)最近になって、こんな素晴らしい資料が公開されていたことを知りました。 この資料自体は著者のMoe Uchiikeさんが東大での講義に用いられたものだとのことですが、その内容の汎用性の高さから「これは全ての機械学習や統計学を実務で用い…
先日書いたこの記事ですが、「トイデータとは言え乱数シードを一つに決めて発生させたランダムウォークに対して実験をしているので、乱数シードを複数通りに変えてみたら結果は変わってくる(再現しない)のではないか?」という指摘を何人かの友人知人から…
COVID-19が世界中に感染拡大し、日本含め多くの国で外出や集会の制限(自粛)措置が取られて久しい昨今ですが、これに伴って多くのところでCOVID-19に関連したオープンデータが公開されるようになっており、データ分析を生業とする人間が実データを扱う良い…
追記再現性をチェックする実験を後日実施しています。併せてお読みください。 以前こんな記事を書きました。 この辺の話はとっくの昔に常識になっていると思っていたのですが、昨今様々な「モデル」が提唱されて公の場で喧伝されることが増えてきており、そ…
先日の記事でも書いたように、どうもここ最近RStan周りの環境が色々厳しくなっている気がしていて、仮にRStanが今後環境面での不具合やミスマッチなどで使えなくなったらベイジアンモデリングやれなくなって困るかも。。。という危惧を最近抱きつつあります…
(Image by Pixabay)この記事は、昨年の同様のスキル要件記事のアップデートです。 正直言って昨年バージョンとの差分は殆どないのですが、一応この1年間の業界の進歩を踏まえて僅かながらアップデートしてありますので、ベースとなっているスキル要件につい…
(Image by Pixabay)この記事は以下のオススメ書籍リスト記事のアップデートです。 毎回の断り書きで恐縮ですが、この記事では「データサイエンティストや機械学習エンジニアなどデータ分析の実務の専門家として」*1機械学習や統計分析を手掛けていきたいとい…
このブログを普段からお読みになっている皆さんはご存知かと思いますが、僕は割と口を酸っぱくして「マーケティングに携わるならきちんと実験して効果検証せよ、その介入がピュアな施策だろうと機械学習システムによるものだろうと変わらない」ということを…
(Image by Pixabay)今年も恒例の年末振り返り記事の季節になりました(笑)。なおここ数年の年末振り返り記事はこちらから。 去年まではどちらかと言うと「stats/ML分野の進歩が早過ぎてついていけない」という愚痴半分諦め半分みたいな話をしていたわけです…
元々はQuoraでこういうアンサーを書いたのがきっかけです。本文中では「厳密性を一切考慮しない平易な説明で良ければ(※僕自身も数理統計学的な意味での確率論に関してはど素人なのでそもそも厳密な説明はできませんが)」と断り書きを入れましたが、厳密で…
(Image by Pixabay)「データサイエンティスト」の第一次ブーム勃興から6年余り、人工知能ブームに便乗した第二次ブームで人口に膾炙してから3年余り、気が付いたら何やかんや言われながらもデータサイエンティスト及びその類似職が、じわじわと日本国内の産…
この記事は、以下の@icoxfog417さんによる問題提起に合わせたちょっとした実験をまとめたものです。時系列予測の問題において、機械学習のモデルより既存の統計モデル(ARMAモデルなど)の方が予測精度において優良な結果が出るという研究。データへの適合=予…
(Image by Pixabay)先日、こんな話題を見かけました。【夏なので怖い話】こないだ、いかにもエリートな男性と知り合ったんですよ彼は年収1000万で飛ぶ鳥を落とす勢いのデータサイエンティストだっていうじゃないですかそれでふとAICの話題を持ちかけたんです…
ここ2ヶ月ぐらいに渡って多くの方々からご著書をご恵贈たまわっているのですが、そのうちの一冊がこちら。かつて計量時系列分析を学んでいた頃に僕も大変お世話になった、Logics of Blueブログの馬場さんの手による『RとStanではじめるベイズ統計モデリング…
(Background image by Pixabay)最近また「データ分析をやるならRとPythonのどちらでやるべきか」という話題が出ていたようです。 言語仕様やその他の使い勝手という点では、大体この記事に書いてあることを参考にすれば良いと思います。その上で、人には当然…
(Image by Pixabay) "Top 10 Statistics Mistakes Made by Data Scientists"という刺激的なタイトルの記事が出ているのをKDnuggets経由で知りました。「データサイエンティストがやらかしがちな統計学的な誤りトップ10」ということで、いかにもなあるある事…
(Image by Pixabay)気が付けば、日本における第一次データサイエンティストブームから6年、人工知能ブーム開始から3年が経ったようです。意外と言っては何ですが、これまでのところ人工知能ブームも、そしてそれにブーストされた形で起こった第二次データサ…
(Google Trends)最近時系列分析あまりやってないので、{bsts}の使い方を思い出しがてらついでに与太記事を書いてみます。お題は「データサイエンティスト」「人工知能」「AI(トピックス)」のGoogleトレンドから見る今後のブーム動向です。今回は互いに相互…
(Image by Pixabay)この記事は、以前の同様のスキル要件記事のアップデートです。 正直言って内容的には大差ないと思いますが、今回は2つ新たな軸を加えることにしました。一つは「ジュニアレベル(駆け出し)」と「シニアレベル(熟練職人)」とで分けると…
(Image by Pixabay)この記事は以前の書籍リスト記事のアップデートです。 機械学習エンジニアやデータサイエンティストとして(もしくはそうではない職名であったとしても)機械学習システム開発や統計分析を仕事にしたい人なら、最低限これだけは読んでおい…
(Image by Pixabay) これは恒例の年末ポエムです。何ひとつ学術的・技術的にためになるような内容は書かれておりませんので、予め悪しからずご了承ください。そして基本的にこの記事は昨年の年末ポエムの続きです。
新版 統計学のセンス ―デザインする視点・データを見る目― (医学統計学シリーズ1)作者:丹後 俊郎出版社/メーカー: 朝倉書店発売日: 2018/11/05メディア: 単行本少し前に広告を見かけてポチってみたのがこちらの本。丹後先生の著書というと『ベイジアン統計解…
(Image by Pixabay)しばらく前のことですが、旧知のTakayanagi-sanがこんなブログを書いておられました。 ビジネス上の課題を解決していくことは当然必須であるが、データ分析者としてのキャリアを積みたいのであれば、データ分析に関係のない仕事はできるだ…
遥か古の時代、まだ自分が研究者だった頃にデータ分析に使っていた手法のひとつに偏Granger因果 (partial Granger causality) というものがありました。これはGuo et al. (2008)で提唱されたもので、当時は著者グループ提供のオリジナルMatlabツールボックス…
これは単なる備忘録です。「論文とサンプルコード読みながら試しました」以外に何も内容のない記事ですのでご注意ください。特に個々の式の変数の説明については個人的な備忘録ゆえ大半を端折りますので、仮に興味を持たれた方は適宜論文の本文をご参照下さ…
最近になって、データ分析界隈で多重比較補正が話題に上ることが増えていると聞きまして。一方で、僕自身も何を隠そう研究者時代の専門分野が長年多重比較補正の問題に悩まされてきた分野だったこともあって、かなり若い頃から多重比較補正については色々勉…