渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

元祖「六本木で働くデータサイエンティスト」です / 道玄坂→銀座→東京→六本木→渋谷駅前

統計的因果推論(3): 傾向スコア算出を機械学習に置き換えてみると

この記事は以下の記事の続きです。

前回の記事では普通にロジスティック回帰で傾向スコアを求めたのですが、傾向スコアというのは元はと言えば「共変量に基づいてそれぞれの群に割り付けられる確率値を求めたもの」なので、やろうと思えば機械学習分類器で代替しても良いわけです。実際、岩波DS3にもそのように書かれています。

ということで、前回記事のCM接触データセットに対して任意の機械学習分類器を用いて傾向スコアを算出した歳の、各種効果指標の違いを見ていこうかと思います。なおデータセットは前回から引き続きdというデータフレームに入っているとします。またAUCを求めるに当たっては{ROCR}パッケージを用いています。下準備として以下のようにインデックスを用意しておきます。

> ivec1 <- d$cm_dummy # Treated group
> ivec0 <- rep(1, nrow(d))-ivec1 # Untreated group
> ivec <- cbind(ivec1, ivec0)

あとは機械学習分類器を使っていくだけです。

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