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しばらく前のことですが、旧知のTakayanagi-sanがこんなブログを書いておられました。
ビジネス上の課題を解決していくことは当然必須であるが、データ分析者としてのキャリアを積みたいのであれば、データ分析に関係のない仕事はできるだけ避けたほうが良い。 このような環境で職務経験を積み上げた先にあるのは「おしゃべり課題解決コンサルおじさん」であり、データ分析者ではない。(中略)
私の意見では、個人のキャリアは会社とは切り離して考えるべきであり、従業員は経営者視点(会社が儲かるなら何でもやる)になってはいけない。会社や顧客のために個人のキャリアや生き方(データ分析以外の仕事も何でもやるデータ分析者)を犠牲にするような労働はすべきではない。
個人的にはこの意見は至極尤もだと感じましたが、当然ながらデータ分析業界の中での議論を見ているとそれなりに異論も出ているようです。一方で、僕個人としては「何故自分がこの意見を見て至極尤もだと思ったか」を突き詰めれば、自分の考えるデータサイエンティスト・機械学習エンジニアという職業のレゾンデートルが見えてくるのかなと思ったのでした。
そこで、以下にその理由を3つほど挙げてみようと思います。なお、言わずもがなですがここに述べる意見は僕個人のものであり、何かの金科玉条でもなければ遵守すべきルールでもなければ権威としての意見でも何でもありません。この記事を読む皆さんにとって「データサイエンティスト・機械学習エンジニアとは何者なのか」という疑問に答える参考材料程度に捉えていただければ有難いです。
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