ところで、どうもレイクタホ周辺は全米に知られるスキーのメッカでありながら日本人には馴染みの薄い観光スポットらしく、あまり日本語の情報がないということのようなので、ついでなので僕がNIPS2013に参加する傍ら観光した話*1を日本語で書いておきます。英語でも大丈夫な人は普通に英語で調べた方が良いと思います念のためw
アクセス
リノ・タホ国際空港(RNO)*2から車で1時間ぐらいで行けます。途中州都のカーソンシティあたりまでfree wayを飛ばして、そこから先はレイクタホ方面へのスカイラインに乗って入る感じです。シカが出たりするので要注意、とはリノ在住の嫁さんの友人曰く。
僕らはNIPS2013大会本部が手配したシャトルバスで行ったんですが、そうでないとタクシーを頼むかよく分からないバスに乗るかしなきゃいけないので、事前に確認しておくと良いでしょう。
ホテル
僕らが泊まったのはNIPS2013会場だった下記ホテルの1番目、Harrah'sです。
ネバダ州によくあるカジノが併設された大型リゾートホテルで、2つのホテルが大通りを隔てて向かい合って建っています。リノにある同名のホテルと併せて姉妹関係にあるようで、僕はやらなかったんですが部屋付けでチェックとかも相互に融通させられるみたいです。
部屋は結構広くて、面白いことにどの部屋もバスルームが何故か2つ付いているみたいです(Harrha'sではみなそうなっているらしい)。僕らが泊まったフロアはツインの部屋が2つずつまとめられていて廊下側にさらに大きなドアが置いてある構造になっていて、コネクティングルームにも変えられるようになっています。リゾート目的の家族連れとかには良さそうですね。
カジノ
- Harrah's Lake Tahoe
- Harveys Lake Tahoe
- Montbleu Resort Casino & Spa Lake Tahoe
- Horizon Casino Resort - Lake Tahoe - Home
Harrah'sとHarveysのブロックからリノ側がネバダ州なので、そのゾーンの上記のホテルにはカジノがあります。基本的には何をしていてもOKですが、ネバダ州法による法規制が色々あるので一応気を付けてください。特に日本人はやってしまいがちですが、カジノ内での写真撮影は禁止なので要注意*3。
カジノ初体験という人のために簡単におさらいを書いておくと、基本はマシンゲームとテーブルゲームとに分かれます。前者は要するにスロットが大半。色々な種類がありますが、僕が以前ベガスでやって以来大好きなのがWheel of Fortune。
(これはReno-Tahoe Airportのロビーにあったマシンで僕がSPINを出した時の写真)
これはスロットだけでなく3番ラインの"SPIN"という当たり目*4が出ると頭上のルーレットが回って外れなしでクレジットが当たるので、結構お得です*5。最初はドル紙幣を入れますが、払い戻しは換金可能なクーポンで行われます。クーポンは別のスロットマシンに入れて、紙幣と同じように使えます。クーポンの換金は、有人カウンターか自動払い戻し機でできます。マシンに置いてあるゾーンによって1セント単位、25セント単位、1ドル単位、5ドル単位というように分かれています。1ドル以上のマシンは割とスるのが早いので危険。
後者はルーレットやポーカー、ブラックジャック、最近流行ってるらしいのだとクラップスなど。基本テーブルゲームはベットの最低額が高いのと、それなりに英語ができないと楽しめないので、玄人向けだと思ってます*6。。。ちなみにテーブルゲームだとよく知られた縞々模様のチップを使うことになり、当然ながらこれも後で換金できます。
タホ湖観光
そもそもタホ湖は全米で2番目に深く、世界第3位の透明度の高い湖として知られていて、それ自体が立派な観光名所です。シエラネバダ山脈の美しい山並みに囲まれた湖は、まさに風光明媚。ただし今回のように冬に行くと寒くてそれどころではありません(笑)。
そんなタホ湖を堪能できるのが、外輪船による遊覧クルーズ。これは湖の南側もしくはリノ寄りのどちらかの桟橋から出ているんですが、どちらもホテル街からは離れているので、主要なホテルに立ち寄る送迎バス*7に乗って桟橋に向かうと良いです。僕らはオフの日にリノ寄り桟橋発のThe M.S. Dixie II号のクルーズに乗りました。
ちなみにこのクルーズ船、中にそこそこちゃんとした食堂があってランチやディナーが楽しめます*8。そもそも所要時間が2時間半と非常に長いので、食事したりビールでも飲みながらゆったり眺めを楽しむのがおすすめ。
ところで、タホ湖には実は「ビーチ」もあります。確かにあの辺はネバダ州の砂漠地帯のど真ん中の盆地で、真夏には気温も30℃近くになることもあってそこそこ暑いそうなんですが、リノ在住の嫁さんの友人によれば「たぶん日本人が泳げるような水温にならない」。彼女たちも10分入っては凍えて岸に上がり、温まってからまた湖に入っては10分もすると凍えてまた上がり。。。だそうです*9。泳ぎに行くところではなさそう。カヤックとかで楽しむべき、だそうです。
スキー
全米でも屈指のスキー場がレイクタホ湖畔にあります。あの辺は冬はほとんど氷点下から気温が上がらないらしく、シーズンを通じてパウダースノーが楽しめるようです。ちなみにシーズンのスタートはまさに11月末~12月初頭。レイクタホ湖畔でも標高は2000mぐらいあるんですが、ホテル街のすぐ先にあるゴンドラに乗ってさらに1000m登ったところにあります。
スキー場には前日ぐらいからでも予約可能なスキー講習コースがあるようで、そこそこ英語ができれば誰でも参加可能。靴とスキー板orスノーボードはレンタルできるそうです*10。ちなみに手ぶらで行っても、周囲のPaley'sとかのスーパーやその他スキーウェアショップに行けば防寒着一式ぐらいは手に入るので、やってみたい人は是非どうぞ。
また、あの辺でもう一つ有名なのがsnowshoeing(snowshoe = かんじきを履いての雪中トレイル)。現地のスーパーやスポーツショップでもsnowshoeを売ってるし、あちこちでレンタルもしているらしいので、興味のある方はお試しあれ。
グルメ
NIPS期間中は運の悪いことに、winter storm "Dion"が全米各地で死者を出すほど猛威を振るったこともあり、最高気温でも氷点下&最低気温は-23℃にも達するような酷寒の日々で、とても屋外にホイホイ出て行けるような状況ではありませんでした*11。。。ということで食事は基本Harrah's & Harveysだけだった*12ので、そこのレストランの寸評でも。
- Friday's Station Steak & Seafood Grill:Harrah'sの最上階。レベルの高いAmerican Cuisineと、多彩なワインおよびリカー、そして人品卑しからぬ老紳士のウェイター氏*13によるluxuryなサービスが楽しめます。でも銀座で飲み食いするよりは安いです(笑)。カジノで儲けた人はぜひ。蝶ネクタイの客もいたりするので、服装には一応気を付けて。ちなみに僕らはTボーン・ステーキとロブスター料理を頼んで、非常に美味かったです。ワインもデザートも良かったなー。
- Hard Rock Cafe:Harveysの1階。さすがに世界中に展開するチェーンだけあって、安定の味。値段もまぁまぁ。個人的にはここで飲み食いするとUSに来たなーという気分になります(笑)*14。Legendary Burgerは日本人にはデカすぎるので、ハンバーガーなら小さいサイズを選んだ方が無難。むしろentry単体を頼んで、ビールやワインを飲む方がお薦め(Hard Rock Cafe全般に言えることだけど)。僕は熟成肉のローストビーフを選びました。
- Gi Fu Loh:Harrha'sの2階。本格中華と、微妙なSushiが出ます。中華は中国人シェフのみで仕切っていることもあってかなりレベルが高く、メニューも豊富。特に焼きそばなど炒め物は美味かったです。アルコールは日本酒と梅酒がメインで、ビールはあまり種類がない上にdraftを置いてないので要注意。
- American River Cafe:Harrah'sの地階。24時間空いてるファミレスタイプのカフェで、大体何でも出ます。味はまぁUS標準並み。支払いはキャッシャーで、というUSでは珍しいスタイルなので注意。ここのターキー・サンドはそこそこ。
- Cabo Wabo Cantina:Harveysの地階。典型的なメキシカン。席は客が勝手に選んで座れば良いスタイル(ただしウェイターのお姉さんはちゃんとやってきます)。基本的にスポーツバーなので、週末だとフットボールの試合の中継とかやってます。シュリンプ・カクテル頼もうとしたら見つからなくて、他の物頼んだけど実は他のメキシカンはあまり好きではなく。。。でも結構本格的なので、メキシカン好きには良いかも。
- Straw Hat Sports Bar & Grille:Harveysのカジノフロア。見たまんまでキャッシュオン・スタイルのスポーツバー。ここは会期中に他の参加者の人とお昼食べたりしてました。ピザが普通に美味かったです。
(Friday's StationのTボーンステーキと、シーバス&ロブスター)
カリフォルニアを冬に旅行したことのある人なら分かると思いますが、迷ったらクラムチャウダーを頼めば大丈夫です(笑)。SFOでも、RNOでも、タホ湖クルーズでも食べました。ということで、お後がよろしいようで。
*1:実はリノに嫁さんの友人夫婦が住んでいて、その訪問も今回は兼ねていたのでした
*2:日本からの直行便はないので、LAXもしくはSFOから乗り換えて行くことになります
*3:ベガスには撮影可能スポットがあるらしいんだけど、僕は見たことないです
*4:一度に最大クレジット(大抵は3クレジット)をベットしないと出ないシステムになっている
*5:僕はベガスで200ドルを、レイクタホでも100ドルを一晩で儲けたことがあります
*6:昔ベガスで嫁さんがルーレットに挑戦して、最低額5ドルを30秒でスったことがありまして
*7:降りるときに1人1ドル程度のチップを忘れずに
*8:ただしtheアメリカンな料理なので過度な期待は禁物
*9:ウェットスーツを着て入るという話もある
*10:街中にも至るところにスキー&スノボのレンタルの看板が出てます
*11:でもその後年末年始にかけて全米を襲った21世紀最悪の寒波よりはマシだったっぽい。。。
*12:両者を結ぶ地下トンネルがあって、カジノフロアの奥にトンネルに降りるエスカレーターがある
*13:サーヴするたびに僕に向かってGentleman?と呼びかける面白さw