11月上旬にお隣韓国はソウルに行ってきました。ということで、今月は特に論じたいテーマも見当たらないのでこのブログに海外旅行に行ってきた時の定番の旅行記記事を書き綴っておくことにします。もっともお隣韓国は今や日本では定番のお手軽海外旅行先ですし、ソウルに至っては日帰り旅行も可能なほどでそれこそ旅行記やお薦めスポット記事がゴマンとありますので、最低限の備忘録とグルメを中心に旅の記録を綴るに留めておきます。
定番の観光スポット
僕は初めてのソウル訪問だったので、正真正銘ど定番のソウルの観光スポットを巡ってきました。ぶっちゃけ写真を貼る以外にやることがないです(笑)。
景福宮
王朝時代の宮廷史跡で、宿泊先だったロッテホテル(後述)からはバスで向かいました。が、Google Mapsの言う通りのバス停で降りたら正門ではなく脇の門から入ることになってしまい……無案内な土地だとこういうことがあるので難しいですね。
徳寿宮
王朝時代の宮殿で、ソウル旧市街(漢江北岸)のど真ん中にあります。11時に前を通りがかったらちょうど衛兵交代の儀式をやっていて、壮観でした。
南大門・東大門
王朝時代の城門です。南大門はソウル駅から目と鼻の先にあり、明洞近辺からも歩いて行けます。東大門は少し離れたところにあります。ただ、事前の想像と違って普通に城門が交差点のど真ん中にあるだけなんですね……。
南山
漢江北岸沿い、ソウル旧市街の南方にある標高262mの山というか丘陵です。ちょっとした山で頂上にはケーブルカー(ロープウェイ)で上がるようなところですが、ソウル旧市街からはかなり近いのでその気になれば明洞からは歩いて行けます(実際に歩いて行った)。起伏に富んだソウルの街並みが見渡せて絶景です。本来なら夜景を楽しむべきだったんですが、初日の移動で疲れていたので夜になる前に退散してしまったのでした。
グルメ
そこまで遮二無二グルメ旅をしたというわけではないんですが、折角なのでソウルで楽しんだ韓国料理たちをピックアップしておきます。
初日にロッテホテルに着いた後、とりあえず遅いランチを取ろうということで隣のロッテ百貨店明洞店のフードコートで頼んだ、牛骨出汁スープのソルロンタン。干し明太(干し鱈)入りで、移動で疲れた体に優しい味わいでした。
2日目の朝食で食べた、多味粥のアワビ粥。これまた出汁が存分に効いた滋味深い味わいで美味しかったです。あまりにも日本人客が多過ぎるせいか、看板もメニューも全て日本語併記でした(笑)。
2日目の夕食は、江南のどう見ても現地の人しか行かなそうな焼肉屋にて(後述)。「日本の焼肉屋ではまず出ない」という部位の牛肉は焼くとカリカリサクサクの食感で、実に美味でした。
3日目の朝食で食べた、Egg 2000明洞店*1のエッグサンド。甘めの味付けのオムレツとフカフカのパンとの組み合わせが面白かったです。
3日目の昼食は、鶏林食堂の鶏ぶつ切り鍋・タットリタン。韓国はもちろん、日本のTVでも紹介された知る人ぞ知る名店。電気街の奥路地のさらに奥という立地で味わえる、豪快な鍋料理です。
3日目の夕食に食べた、黄金牧場・明洞本店の焼肉。店員さんが調理してくれるスタイルで、牛ハラミもサムギョプサルも大変に美味しかったです。
持つべきものは現地の友人知人
先述した江南のどう見ても現地の人しか行かなそうな焼肉屋ですが、実は嫁さんの同僚かつ友人でソウルっ子のYさんという方に案内してもらったお店だったのでした。もちろん「地元っ子しか知らない隠れた名店」に連れて行っていただけたのも有難かったんですが*2、本当に有難かったのは「Google翻訳でも分からないメニューの解説もしていただいた」こと。というのも、店内のメニューをGoogle翻訳にかけてもこんな感じなんですよね。
焼肉が3種類あることだけは分かるんですが、それが肝心の何であるかが「日本語側に対応する概念が存在しない」がために全く分からないんですよ(汗)。そこをYさんの解説つきで、焼き方や味わい方まで教わりながら楽しめたのは、有難い限りでした。Yさん様々です。
ちなみに同様の事態は鶏林食堂でもあったんですが、そちらではテーブルに着席するなり黙って店のおばさま方がどんどん鍋やキムチを持ってきてくれるというスタイルだったので、事なきを得たのでした(笑)。
ソウルでの宿泊や交通手段など
今回は完全に嫁さんに旅行のプランニングから各種手配まで全ておんぶに抱っこだったので、僕は正真正銘の「ただ行ってきて楽しんでただ帰ってくる」をやっただけでした(笑)。本当に嫁さん様々です。
ホテルは先述の通り、ロッテホテルソウル。明洞のすぐそばという立地で、滞在中は毎日のように明洞の街に繰り出していました。多少設備が古いのが玉に瑕ですが、快適に過ごせる良いホテルでした。アクセスですが、仁川国際空港からだと一度ソウル駅に出てそこから向かうことになるかと思います。ソウル駅からは色々な交通手段がありますが、スーツケースやキャリーバッグ類を持参している場合はタクシーが無難です。理由は後述。
滞在中のソウルでの交通手段は、主に地下鉄、稀にバス。各種ガイドでも薦められている通り、仁川の駅構内でT-moneyカードを購入して使うのが最も便利です。日本のSUICAやICOCAなどと全く同じように使える交通ICカードで、地下鉄だけでなくバスやその他の交通機関、さらにはコンビニなど商業施設での支払いにも使えます。
で、地下鉄は東京でいうと南北線のようなタイプのホームドアつき路線が多く、東京よりは本数は少ないものの車内も清潔で安心感があります。なのですが、ロンドンの地下鉄と同じで「階段でしか昇降できない」*3箇所が非常に多いのが気になりました。特にスーツケースやキャリーバッグ類を抱えているとかなり大変だと思われます。市内の移動や仁川空港〜ソウル駅間は地下鉄で良いと思いますが、ソウル駅からスーツケースを抱えてホテルに向かう&ホテルからソウル駅に戻る際はタクシーが良いです。近くても乗車拒否とかされないので大丈夫です。
もう一点。ソウルは比較的コンパクトな街なので、距離的には徒歩でも十分に移動可能です。が、南山から見渡すと良く分かりますが、ものすごーーーーーく起伏が激しいお土地柄なんですね。場所によってはちょっとした登山ぐらいの勾配が延々と続くことがあったりします*4。よって、体力に自信がない時は地下鉄ひと区間ぐらいであっても無理に歩かず、地下鉄やバスに乗ることをお薦めします。
今回のフライトは、往復ともに嫁さんのスカイチームのマイルで大韓航空を押さえたのに加えて、嫁さんのマイレージステータスでラウンジを使わせてもらえました。成田のラウンジは以前プライオリティパスで使ったことがあるので2回目でしたが、仁川のラウンジは初めて。しかも流石フラッグキャリアのラウンジだけあって、豪華でした。
4日目の遅い昼食は、仁川の大韓航空ラウンジでした。ということで、お後がよろしいようで。
おまけ
2日目の昼食は、現職のソウルオフィスのランチでした。美味かったです。
帰りの成田で、降機した後に振り返って撮った一枚。夜の空港って、綺麗ですよね。