(Image by Mediamodifier from Pixabay)
実はもう1年以上前のことなのですが、LinkedInで以下の記事を見かけて「おー、ようやくこういう意見が公の場に出てくるようになったんだな」と思ったのでした。原文は英語ですが、短い文章なので英語が不得手な方でも各種翻訳サービスなどを使えばサクッと読めるのではないかと思います。
で、何故そういう感想を抱いたのかというと「個人的にはもう2017年ぐらいからほぼ同じことを考えていたから」です。しかし、広告マーケティング業界(特にオンライン広告)では長年に渡り「個々の顧客にone-to-oneで訴求できることこそが最重要」という考え方が主流となってきていて、近年のパーソナライズド広告や見ようによってはレコメンデーションもその流れに沿って隆盛を誇ってきたアプローチとも言えます。そこに満を持して一石を投じる形になったのが、上記の記事だと言えるでしょう。
ということで、上記の記事を思い出したついでにこの議論について自分なりの意見を書き添えておこうと思います。なお、予めお断りしておきますがこの記事は純然たる個人的な意見の表明であり、特定の企業や組織を代表するものではないので悪しからずご了承ください*1。また、一般にこの手の個人をターゲティングするマーケティングを「ユーザーターゲティング」と呼びますが、必ずしも何かの「ユーザー」とは限らないという実態を鑑みて、この記事では「生活者」という語を充てています。
*1:免責事項