渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

元祖「六本木で働くデータサイエンティスト」です / 道玄坂→銀座→東京→六本木→渋谷駅前

『機械学習のエッセンス』はゼロからガチで機械学習を生業にしたい人が「いの一番に」読むべき一冊

発売されてからだいぶ経ちますが、構想段階の頃より著者の「はむかず」さんこと加藤公一さんからお話を伺っていて注目していたこちらの一冊をようやく一通り読みましたので、サクッと書評めいた何かを書いてみようかと思います。

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NNが心理学と生理学から離れていった瞬間:Back propagationに関するNature論文(1986)の意義を考える

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(Fig. 1 from Rumelhart, Hinton & Williams, Nature, 1986)

これはちょっとした小ネタです。僕自身はニューラルネットワーク (Neural Network, NN)の学術的専門家でもなければ況してやNNの研究史家でもないので、たかだか僕自身がかつて脳の研究者だった頃に把握していた事由に基づいて、極めていい加減な私見を書いているに過ぎないことを予めお断りしておきます。よって、この辺の事情に詳しい方いらっしゃいましたら、後学のためにも是非ご遠慮なくツッコミを入れて下さると有難いですm(_ _)m

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HUNTER×HUNTERの念能力6系統で喩えるデータ分析スキル

みんな大好きHUNTER×HUNTERの36巻発売を記念して、調子に乗って面白いことを考えてみました。。。と言いますか、正確には某所で提案をいただいたのでやってみることにしました。題して「念能力6系統で喩えるデータ分析スキル」です。一見バカバカしい感じもしますが、念能力6系統のように「それぞれに独立した軸として定義可能でしかも互いの親和性も表すことができる」という点で、なおかつHUNTER×HUNTERファンであれば容易にその位置付けが理解できるという点で、データ分析スキル同士の関連性をある程度分かりやすく表せるのではないかなと思ったのでした。



スキルセットの一覧については、以前のスキル要件記事辺りをお読みいただければと思います。データ分析がブームになってからそろそろ10年近くが経ち、時間が経過しても本質的な部分はあまり変わらなくなってきたように思います。その意味で、小分類を付け加えることはあっても大分類(一応6分類するという前提で)の方は今後も普遍的であろうと仮定しています。


ということで以下ざっくりと書いていきますが、当然のようにHUNTER×HUNTERの中身をご存知ない方にはほぼ全く分からないと思われる内容なので、平にご容赦ください。一方で、僕のHUNTER×HUNTERに関する知識はアニメ版第2作(日テレ版)で会長選挙・アルカ編までを通しで見た上でようやく原作に移って暗黒大陸編を読んでいるという、いわば「にわかファン」レベルなので、情報が偏っているか不足しているか、とにかく不勉強な旨予めお断りしておきますm(_ _)m

  • そもそも念能力の6系統とは
  • データ分析スキルの6系統に置き換えてみる
  • データ分析業界における各ポジションとの対応
    • 機械学習エンジニアとその関連職
    • データサイエンティストとその関連職
    • その他
  • 余談
  • 追記
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