ここ2ヶ月ぐらいに渡って多くの方々からご著書をご恵贈たまわっているのですが、そのうちの一冊がこちら。かつて計量時系列分析を学んでいた頃に僕も大変お世話になった、Logics of Blueブログの馬場さんの手による『RとStanではじめるベイズ統計モデリングによるデータ分析入門』です。
以前はベイズ統計モデリングの入門書というと「みどりぼん」こと『データ解析のための統計モデリング入門――一般化線形モデル・階層ベイズモデル・MCMC (確率と情報の科学)』一択でしたが、皆さんもご存知のように既にメンテされていないWinBUGSを使っているなどout-of-dateな要素が多く、近年はこれに替わる良書はないものかといつも頭を悩ませていました。今回の馬場さんのご著書は、まさにこれに取って替わる現時点でベストの一冊ではないかと個人的には考えています。
ということで、いつも通り本書全体の構成を一通り紹介した上で注目ポイントを挙げていこうと思います。そしてこれまたいつもながらの話ですが、僕自身の知識不足などにより誤読している部分があるかもしれませんので、お気付きの方はどしどしご指摘くださいm(_ _)m
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