昨年来僕も準備会に名前を加えていただいていたデータサイエンティスト協会ですが、本日ついに発足したとのこと。
- 一般社団法人データサイエンティスト協会発足について - 一般社団法人データサイエンティスト協会
- ビッグデータ分析 人材育成へ - NHK News Web
- 一般社団法人データサイエンティスト協会が発足、職種の定義や人材育成支援などを実施へ - クラウドWatch
ちなみに賛同者名簿に不肖ながら僕も名前を連ねさせていただく予定だったのですが、事務手続き上の都合*1により本日のプレスリリースに間に合わず。。。関係各方面の皆様には大変申し訳ないですm(_ _)m
早速色々な反応がweb上にあふれているみたいですが*2、個人的にはこれで今まで日本国内ではイメージばかりが先行し続けてきた*3「データサイエンティスト」という代物に、ようやくある程度の「実体」を与えることができたのではないかと思ってます。それは大きな一歩なのではないでしょうか。
きちんと「実体」を置くことで、定義を与えることも出来れば批判を加えることも可能です。少なくとも今までのイメージに基づく憶測だらけの非建設的な議論ではなく、具体的な人材像を踏まえた建設的な議論に持って行きやすくなるものと期待しています。
僕が業界を観察してきた限りでは、日本で「データサイエンティスト」と言うとかなり千差万別の職種・ポジションにばらけるという印象なのですが、データサイエンティスト協会設立の賛同者名簿にはその広い範囲に渡るデータサイエンティストの方々からお名前をいただくことができた模様で*4、「データサイエンティストが一堂に会する場」としてはまずまずのスタートを切れたように思われます。
大事なのはここからですね。産業界と各種メディア*5がこぞって「ビッグデータ」「データサイエンティスト」「データ分析人材」と称揚する一方で、「たかがバズワード」と冷ややかな視線を送る向きも強く、今後どうなるかは正直言って僕にも読めません。
それでもその意義を主張するには、やはり「データ分析で結果を出す」*6ことが不可欠かと。個々のデータ分析人材が、それぞれの結果を出せるようにコミットしていくことが重要なのでしょう。
それがビジネス視線からのコンサルティングを充実させることなのか、はたまた最先端の優れた機械学習アルゴリズムを研究開発してユーザーが満足するバックエンドシステムを作り上げることなのか、もしくは世間をあっと言わせるような凄いデータ分析結果をメディアにリリースすることなのか。。。いずれであるかは個々の現場次第かと。ともあれいずれのテーマであれ最大限努力するべきなのでしょうし、何よりもまず僕自身が今の環境で最大限努力していこうと思います。