(Photo credit: Team Lane via Visual hunt / CC BY-ND)
私事ですが、本日をもって2年半勤めてきた株式会社リクルートコミュニケーションズ(RCO)を退職しました。また同時にリクルートグループからも離れることになりました*1。正式には12月31日大晦日が退職日なのですが、本日が最終出社日ということで同時にブログでも退職のご挨拶をさせていただきたく。
退職の理由ですが、一つは光栄にも次の所属先から直接誘いを貰ったということ、そしてもう一つとしては2年半の在職期間の間にRCO並びにリクルートグループ全体の方向性が変わってきたこともあり、僕個人としても年齢を考えてキャリアの方向性を変えたいと思った、というのが大きいです*2。
2年半の間にお世話になった方々は非常に多くお礼を申し上げていくと本当にキリがないので*3、この場では特にRCO分析チームの皆さんに感謝の意を捧げたいと思います。特に2014年度を通じて共にデータ分析業務と格闘した僕も含めた分析チーム総勢5名のメンバーは、今でも当時日本で屈指の総合的データ分析スキルを誇る最精鋭軍団だったと言っても過言ではないと信じています*4。また、その後メンバーの大幅な異動を受けて再編成された2015年度の分析チームも、新卒3名の目覚ましい成長*5によって前年度に比べても全く遜色のないプロ集団へと育ちつつあります。
皆さんと共に統計学・機械学習・データマイニング・自然言語処理・データ基盤技術を含むデータ分析の世界で大いに切磋琢磨できたこと、そしてリーダーとして分析チームを率いていくことで得たマネジメント経験は、僕にとっては最も大きな財産です。既に卒業した方々にも、僕の後に残る方々にも、本当に感謝しています。有難うございました。
在職中の思い出というと色々あるんですが、とりあえずすぐに挙げられるエピソードで言えば、ベイジアンモデリングを投入した案件が評価されて局表彰の栄誉に浴したこと、NIPSとKDDに行かせてもらったこと、沖縄のIT業界イベントとして著名なハッカーズチャンプルーにご招待いただいたこと、そして昨年拙著を出版したこと、ってところでしょうか。
今後の進路ですが、僕も密かに大ファン*6のPerfumeが世界進出を成功させているのに倣って(超大嘘)、上記の通り直接誘いをもらった某外資系企業*7の東京拠点にて年明け1月からData Scientistとして働きます。初めての外資勤務ということそれ自体が大きなチャレンジであると同時に*8、これまでとは全く異なる方向性のチャレンジも大いに増えそうなので*9、おっかなびっくりしつつも非常に楽しみにしております*10。特にこれまでは社名を背負ったプレゼンス向上の仕事が多かったんですが、新しいポジションではその手の仕事が不要になる分原点に戻ってしっかり自分で手を動かす仕事が多くなりそうで、その面でも期待しております。
そして最後になりましたが、前回同様に来月明日からブログのタイトルもちょっとだけ変わります*11。引き続きこれからもどうぞよろしくお願い申し上げます!
*1:グループ内での移籍ではないということ
*2:他にも退職の理由は大小色々あってここでいちいち挙げていくとキリがないので、飲み会の席上ででも僕に直接お尋ね下さい
*3:個別に僕の方からお礼をお伝えしに伺った皆さんには改めてこの場で感謝申し上げます、有難うございました
*4:博士3名を含む完璧なまでの分野間役割分担と個々の専門性の高さが際立った優れたチームでした。統計モデリング・機械学習・自然言語処理・DB・アルゴリズム実装と全てをカバーできる人材が揃っていました
*5:新卒3名全員が入社後たった半年で全員別々のテーマで個別に局表彰に輝くという快挙を達成
*6:3人の中ではあ~ちゃんが一番好きです、そしてP.T.A.には入ってませんので悪しからず!!!(これ書いておかないとP.T.A.に入ってるガチのファンに「よっしゃコンサート行こうぜ」と連行されかねない)
*7:事前に先方と相談した結果を受けて、今後公の場では所属企業名は非公開とさせていただきます。ただし例えば名刺交換などを拒むものではありませんので、どうしても知りたいという方で僕の個人的な連絡先が分かる程度に親しい方は、非公式の場で直接僕にお尋ね下さい。。。が、2016年6月中旬以降「積極的にではないが公表する」ことになりました。LinkedIn公開プロフィールなどをご覧下さい
*8:グローバル進出の第一歩という位置付けもあります
*9:ちなみに入社初日からいきなり海外出張です(汗)
*10:余談ですが今回の転職活動では完全に外資企業しか受けませんでした
*11:多分かなり広い範囲での地名をタイトルに入れることになると思います。なおこれまでの「銀座で働くデータサイエンティスト」の通り名は(元)とか(元祖)とかということで今後もタイトルかサブタイトルのどこかに残します