渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

元祖「六本木で働くデータサイエンティスト」です / 道玄坂→銀座→東京→六本木→渋谷駅前

LA旅行記(後編):サンタモニカ&ベニス、そしてLA市街

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この記事は前半のカリフォルニアディズニー旅行記の続きです。

アナハイムには9/22-25といて、その後サンタモニカに移動して9/25-28(現地時間)と滞在していました。こちらでは旅行の3日目〜6日目*1まで滞在及び訪問したサンタモニカ、ベニスビーチ 、そしてハリウッド含むLA市街に関連するもろもろの話題を書き留めておこうと思います。


前編同様、我々はLAやオレンジカウンティの住民でもリピーターでもありませんし、況してやサンタモニカの住民でもありませんので、初訪問の観光客が「〇〇して良かった」「〇〇した方が良かったかも」というあれこれを綴っているに過ぎないことを予めお断りしておきます。

サンタモニカはお洒落でヘルシーでリベラルなカルチャーの居心地の良い街


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実を言うと後半の滞在地をサンタモニカに決めた理由は特になくて、あえて言えば「カリフォルニアっぽい陽光とビーチの眺めを楽しめそう」とか「ハリウッドやロデオドライブなどLA市街の観光地に近い」*2とか「9年前に実家の親父とお袋が行っていて『良かった』と言っていたから」とかそれこそ「LAの弊社ベニスオフィスに近い」とかそういう程度の話だったのでした。


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ところが行ってみたら、思いの外サンタモニカという街そのものが気に入ってしまったんですね。気持ちの良い気候、清潔かつ安全で綺麗な街並み、抜けるような大海原とビーチの眺め、お洒落で便利なショップが並ぶプロムナード、そしてそこかしこにある美食を楽しめるレストランたち。


LAというとかつては例えば「ダウンタウン*3には何があっても立ち入るな、タクシーで通過しても途中で車外に出るな」と言われたほど治安が悪かった時期もあり、今でも映画"La La Land"に出てきたことで有名になったWatts Towersの辺りなどは昼でも近くを通るなと言われるほど*4だったりしますが、LAでも街を選べば治安も雰囲気も良いところは結構あるんだなと分かったのが大きな収穫でした。


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街中にも出ていたサンタモニカのダウンタウンの地図がweb上にあったんですが、意外と小さな街で4×4ブロックも歩けばおしまいというコンパクトな街並みです。上の写真はホテル最上階のレストランから日が出ているうちに望んだ様子ですが、やはり小さく小綺麗にまとまった街だなという印象があります。


あとは余談ですが、ロサンゼルス国際空港 (LAX) まで直線距離で8マイル(13km弱)と近く、昼でも夜でも離発着する飛行機が頻繁に上空を取っていきます。上の写真のようにホテルの高層階からだと2機同時に降りつつ2機同時に上がる様子が見えてダイナミックです。今回の旅行は帰りの東京行きがそこそこ早い時間に設定されていたので、空港までの利便が良いというのもサンタモニカを選んだ理由の一つでもありました。

3rdストリート・プロムナード (3rd Street Promenade)


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サンタモニカきっての目抜き通りにして、一番の繁華街です。昼でも夜でも人通りが多く、午後ぐらいからはストリートパフォーマーも出てきて雰囲気を盛り上げてくれ、夜になれば飲食に繰り出す人々がどっとと湧いてきてかなり活気のある感じになります。


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そんなところなので、かなりの深夜に出歩いていても何も不安に感じることはないです。それどころか、9月26日はちょうどNFLのプレー日で3rd Street Promenade中のほぼ全てのスポーツバーがNFL観戦&応援に興じる人々が殺到していて大変な熱狂と盛り上がりようで、どの店もとても一介の旅行客が入れるような雰囲気ではなかったのを覚えています(苦笑)。


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ところで、ここのショップの一つにIt'Sugarという店があります。いわゆるキャンディストアなんですが、同時に各種コミックキャラクターグッズを扱っていて、その中にPusheenのグッズがあります。

実は今回の旅行の目的の一つに、嫁さんが大好きなこのPusheenのグッズを入手するというのがあって、行ってきました。行ってみたら、400USDで実売しているという、Pusheenのラスボスが鎮座しているではありませんか(笑)。さすがにそれは買えないので、普通のサイズのぬいぐるみを買ってきました。

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偉そうにベッドを占拠していますが(笑)、これでも結構大きいです。

サンタモニカ・プレイス (Santa Monica Place)


一応サンタモニカ観光記事を読むと必ず紹介されているスポットなんですが、要はショッピングセンターです。シリコンバレーというかPalo Altoで言えばStanford Shopping Center、かつて3回行ったサンディエゴで言えばHorton Plazaみたいなところで、ショップのラインナップはホノルルのアラモアナ・センターやワイキキのInternational Market(新装開業して以降の最近の方)みたいな感じです。あまりにも特徴がないので写真を1枚も撮らなかったんですが(笑)、名だたるブランドは大体何でも揃っています。今回は嫁さんの用事があったので、Nordstrom、ディズニーストア、ユニクロに入りました。

サンタモニカ・ビーチ (Santa Monica Beach)


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LAきってのビーチと言えばここ。正確にはSanta Monica State Beachと言って、ベニスの先までの3.5マイルに渡って伸びる長大なビーチです。今回は天気もあまり良くなく、海水浴をするには既にだいぶ涼しい時期だったので海には入らなかったのですが、それでも後述するようにレンタル自転車に乗って走って回って観光を楽しみました。


印象的だったのが、外洋に面していて結構波の高いビーチであるせいか、サーファーがそこそこいたこと。もう一つは、パッと見25mおきぐらいにずーっと列をなしてゴミ箱がビーチに置かれていたこと。これはやはり州が管理しているビーチだからということなのかもしれませんが、そのせいかビーチではゴミが落ちているのを見かけることは殆どありませんでした。


サンタモニカ・ピア (Santa Monica Pier)


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サンタモニカの観光スポットというともう一つ必ず挙がるのがこのサンタモニカ・ピア。要は太平洋に向かって突き出した埠頭なのですが、我が家ではB級サメ映画『シャークネード』の冒頭のシーンに登場するピアにそっくり*5だということで行ってみたのですが、行ってみたらどちらかというと郷愁の漂うレトロな行楽地という感じでした(汗)。


実はこのサンタモニカ・ピア、あのルート66の終点なんですね。なのでところどころにルート66についての詳しい説明があったり、土産物屋もルート66の標識をあしらったTシャツやグッズを売っていました。


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これは天気が良かった5日目の午後に改めて海沿いの通りからサンタモニカ・ピアを撮ってみた時の写真です。

The Huntley Hotel


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今回泊まったのはThe Huntley HotelBooking.comでサンタモニカのダウンタウンに近くて良いホテルがないかなと思って探していたら、見つけたところです。サンタモニカのダウンタウンの一番端に位置するのでパッと見ちょっと周囲が物寂しい感じがしなくもないですが、基本的に夜出歩いても問題ない印象でした。


ホテルとしてはなかなかのクオリティ。ツインベッドの部屋に泊まったのですが、ベッドの広さも十分、バスルームにはカーテンではなくガラスの引き戸で仕切るタイプのバスタブもあるし、アメニティはブルガリで統一、さらには室内にカクテルシェーカーやワインを冷やすバケットがあり、使いませんでしたがミニバーも充実。電源や照明のコントロールパネルも最新式で非常に便利でした。しかも最上階には後述するThe Penthouseといういい感じのリッチなレストランもあります。Santa Monica Placeまでの距離が遠いのだけが難点ですが、それを除けばこれまでに泊まった海外のビジネスホテルの中ではベストに近いのではないかと思っています。そのくせに綺麗な状態の部屋の写真を撮りそびれたので、ちょっと勿体無かったかも(なので部屋の様子は公式サイトでご確認ください)。


ベニスはリベラルなストリートカルチャーの聖地っぽさのあるビーチと運河の街


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ベニスには5日目の朝からレンタル自転車(詳細は後述)に乗って行ってみたのでした。サンタモニカからだと、ビーチの中の自転車道つき遊歩道を10分も走れば着きます。生憎とこの日も午前中は天気が悪く、ウォールアートなどで有名なOcean Front Walkの街並みもあまり見栄えのしない感じで写真を撮らずじまいだったのでした。


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とは言え、ここも海で波を待つサーファーは非常に多く(中にはオープンウォータースイマーかトライアスリートなのか初老と思しき年齢なのに海に入って行ってゴリゴリ猛スピードで泳ぎ去って行ったおじさん2人組とかもいた)、海側から一つ二つ入った通りからも沢山のサーフショップやウォールアートが施されたビルが多数見受けられ、これぞカリフォルニアだなと感じられるシーンも多かったのでした。


もう一つの見どころは、上の写真に見られるような運河。Wikipedia記事によると、かつてイタリアのベネチアを模した大型テーマパークが作られた際にこの地にあった湿地帯を干拓する目的も兼ねて掘られたものだそうで、そのテーマパークが廃れた後は大半が埋め立てられてしまい今も残っている運河は数少なく貴重なようです。後述するようにところどころでネコがのんびり歩いていたりしていて、のどかな住宅街だなという印象を持ちました。


ただ、Wikipedia記事でも触れられているように一時期はスラム化していたこともあったせいか、ベニス市街のCVSなどの商店に行くと貧困層と思しき人たちが目につくこともあり、これもまた開発の光と闇なのかなという感想を持ちました。

LA市街もろもろ


前編の冒頭にも書いたように、我々にとってLAは「通過はするけれども滞在したことがなかった」街の一つでした*6。ということで、滞在地のサンタモニカから足を伸ばしてLA中心部まで行ってみました。

ハリウッドは思ったほど見るところがなかった


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これはもう節見出しのまんまです。Lyftでサンタモニカからハリウッドまで向かったのですが、Google Mapsでパッと見た限りではどこで降りるべきかピンと来なかったので「とりあえずWalk of Fameでいいか」と思ってそのように指定して乗り込んだのでした。


で、降ろされてみたらそこはWalk of Fameの東の端っこ辺り。当然周囲を見渡しても「ハリウッドっぽい」ものは何もなく、あるのはいかにもハリウッド的な怪しげな土産物屋と、ハリウッド的な舞台衣装・コスチューム屋みたいな商店ばかり。結局Mapsを見ながらTCLチャイニーズシアターの方まで歩いていくことに。


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さすがにチャイニーズシアターまで来ると有名な手形・足形もあるので、これは面白く見物できました。

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"La La Land"の主役2人のものや、ジョニー・デップのものや、2007年にサンディエゴで目と鼻の先で目撃できたシュワルツェネッガーのものや、ハリー・ポッターの主役3人のものもありました。

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また、先年急逝したレイア姫ことキャリー・フィッシャーを偲ぶプレートも埋められていました。スターウォーズの初作(エピソード4)はここが初演だったんですね。

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色々なメディアで使われるドルビー・シアターから望むハリウッドの光景ですが、我が家ではドルビー・シアターの上にあるワッフル屋から撮りました(笑)。ちなみにこの節の冒頭にあるハリウッド・サインの写真は、そのドルビー・シアターに隣接するショッピングモールの建物の間を結ぶ回廊から撮れますが、当然そこにも沢山の観光客がいました。


というのがハリウッドの紹介なんですが、正直に言うと上記に挙げたところ以外には他に見どころがないんですね(汗)。いやもちろん映画が大好きで見るのも関連する場所を訪れたり関連するグッズを集めるのが趣味だ!という人にはたまらない観光地なのかもしれませんが、少なくとも我が家にとってはそこまでの魅力を感じられるところではなかったかなぁ、と。


なお、ハリウッドのユニバーサルスタジオは行かなかったのですが、サンタモニカのスタバの女の子に言わせると「あそこのは物凄く狭くて小さいからフロリダの方に行った方がいいわよ」とのことでした。

メルローズ・アベニューは正直個性には溢れているが寂れた商店街だった


上記のように、今回の旅行の目的の一つに「Pusheenのグッズを買う」というのがあったので、LA市内で他にPusheenグッズを集めている主要な店としてググると出てくるJapanLAという店を訪れるために、メルローズ・アベニューに行ってみたのでした。


元々今回の旅を企画するに当たって色々なメディアの記事や情報をチェックして回り、そのうちの記事の一つメルローズ・アベニューを「フォトジェニックで、個性的な古着屋さんやセレクトショップが軒を連ね、LAセレブも通う最先端のファッションストリート」と紹介していたので行ってみたのですが、実際に行ってみた感想はと言うと。。。節見出しの通りでした。


というのも、要は自営業のような零細経営っぽい店が延々と(ぽつぽつと?)通りの端から端まで無秩序に並び、売られている服もちょっとエキセントリック過ぎて「これはハリウッドのステージに上がるための舞台衣装なのでは?」みたいな極端なものも多く、何と言っても店の多くが頑丈な鉄格子を玄関に備えているにもかかわらずかなりスプレーやマジックによる落書きで汚されていて、なかなかに「おいおいここの治安大丈夫か」感を醸し出していたからです。良くも悪くもかなり場末な感じがあり、これは客を選ぶ場所だなと思ったのでした。


と言っても見ていると、やはりそういう個性的なファッションを求めてやってきていると思しき若い女性の観光客が多く、中には日本人も結構見受けられました。そういう人たちにとっては聖地なのだろうなーと思いながら後にしたのでした。。。


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そうそう、JapanLAはこんな感じの店でした。嫁さん曰くは「ぬいぐるみは良いのだけどアパレルに良いものがない」ということでここでは買いませんでした、残念。

LA市街観光をするならThe Groveに行くべき


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むしろLA市街観光で良かったのが、The Grove。USの大都市近郊によくある巨大ショッピングセンターと言ってしまえばそこまでですが、店のラインナップが「アラモアナセンターのような日本人もよく知っているブランドだらけのところ」とは異なっているので、行ってみると面白いと思います。


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ここでもう一つ良かったのがすぐ真隣にあるThe Farmers Market。パッと見はUS版アメ横みたいな風情の、個人商店が所狭しと並ぶマーケットゾーンで、地場のものなども沢山揃えていてLA土産を買ったり、ちょっとした軽食を食べたりするのに良いと思います。上の写真はここで食べたピリ辛のタコスです。


サンタモニカのグルメレポート


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先述のように、サンタモニカではなかなかの美食を楽しむことが出来ました(と言ってもたかだか4軒ぐらいしか行ってませんが)。ということで、他の旅行記同様にグルメレポートを書いておこうと思います。

Wally's Santa Monica


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ここは3日目(つまりサンタモニカに着いた日)の夜に入った店。既にカリフォルニアディズニーで結構遊び倒した後で、もう店を探して歩き回るのもしんどいなぁということで、混んでいて席がないかもしれないけど雰囲気が良さそうと目して入ってみたのでした。


これが大正解で、表から見えるよりも奥にさらにテーブルが沢山あって、席自体には余裕があったんですね。通されたテーブルの両サイドは全てワイン、ワイン、ワイン。。。ワインが並んで壁になっているというなかなか壮観な眺め。やってきたソムリエ氏にSchramsbergをリクエストしたら、我が意を得たりという表情をしていたのが印象的でした。

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ここは料理がいわゆるカリフォルニア・キュイジーヌで、なかなかにお洒落で美味な逸品ばかりでワインが進む進む。ワインもグラスからかなりのバリエーションで選べるので、色々飲んでしまいました。流石はカリフォルニアのワインバーだけあって、ご当地ナパやソノマ、はたまたサンターバーバラなどのワインが並んでおり、もちろんフランスやイタリアなどの伝統国の銘醸地のワインも多数揃えていました。ソムリエ氏の細やかな気配りも至れり尽くせりで、良いこと尽くしでした。


流石と思ったのが、セラー。壁際にズラリとDRCやらペトリュスやらオールドヴィンテージのオーパス・ワン*7など垂涎ものの貴重なワインが並んでいるのは言うまでもないとして、真ん中のテーブルに無造作に「五大シャトーセット」と称して五大シャトーのボトル5本詰めが放って置かれていたり、なかなかに見応えがありました。


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ちなみにWally'sは非常に気に入ったので、4日目も5日目も夜に訪れてボトルを買っていったのでした。2回ともそれぞれ異なるソムリエ氏が、我々のわがままを聞きながらこれぞというものを見繕ってくれて、有難い限りでした。そのうち、日本に持って帰ってきたものがPiedrasassi Harrison Clarke Vineyard Mourvedre [2016]とVineyard 29 Cru Cabernet Sauvignon [2016]。


前者はサンタバーバラのワインで、カリフォルニアでは珍しい南仏系品種ムールヴェードルを用いた赤。後者はナパのワインで、カベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドー系の赤。どちらも「我が家ではセラーに置いて待っているというのができないので早飲みのものが良い」と言ったら出てきたものです。ちなみに後者については同じワイナリーのフラッグシップを提案されたんですが、さすがに250USD以上は贅沢過ぎるということでやめました*8


この記事を書いた時点で既に前者は飲んでしまったのですが、これがまた素晴らしい味わい。カリフォルニアのムールヴェードルってこんなにしっかりした口当たりになるんだとしきりに感心しながら飲みましたとさ。


なお余談ですがホテルで飲んでしまったのがこちら。

これに至っては「今夜飲めるやつがいい」とリクエストして薦めてもらったものなんですが、これはこれでなかなかに美味かったです。2晩かけて2人で飲みました。

California Pizza Kitchen


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4日目の夜に、前夜同様外に夕食を食べに出てみたら。。。何となく「アイリッシュ・パブ的なところでドラフトのビールを飲みたいなぁ」と思ったんですが、この日はNFLの試合があったせいでどこのパブもレプリカユニフォームを着た熱狂的なファンが試合観戦で大騒ぎしているという有様で、一見の観光客がゆっくり腰を落ち着けて飲めそうな店なんて殆どないという様子。


色々見て回った挙句、結局前日行ったWally'sのすぐ隣にあるCalifornia Pizza Kitchenへ。チェーン系のピザ屋ではあるものの、ドラフトのビールもグラスワインも(流石はカリフォルニア州内の店だけあって)揃えは悪くなかったです。料理も多少大味っぽい印象ながらも、ちゃんとカリフォルニア感が出ていてなかなか良かったです。

The Penthouse


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サンタモニカ、そしてLA滞在最終日5日目の夜に行ったのはその名の通りの"The Penthouse"。The Huntley Hotelの最上階レストランです。実はサンタモニカにはこれより高いビルが殆どないので、眺望が素晴らしいレストランなのです。OpenTableで予約が取れた上に「ビーチの夕陽が眺められる席が良い」とリクエストしておいたところ、その通りの窓際の席に通してもらえました。

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まずは乾杯。僕はカリフォルニアでルイ・ロデレールが作る泡を頼みました。食事のメニューはこういうところにしては珍しくコースの設定がないので、アラカルトで色々頼むことにしました。


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どれも美味しかったのですが、面白かったのが最後のラビオリ。何とラ・ホーヤ産のウニ入りなんですね。ラ・ホーヤ産ウニと言えば確か日本にも輸出されるカリフォルニアが誇る珍味なのですが、こんなところでも楽しめるとは思いませんでした。そしてワインもこれまでの店同様にグラスでも非常に種類が豊富で、多岐に渡って楽しめます。


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ダウンタウン側の夜景もこんな感じに望めます。ちなみにこの遥か奥にLAXがあり、夜でも2機同時に着陸しては2機同時に離陸していくダイナミックな光景が楽しめます。

Le Pain Quotidien


ここだけブランチ(4日目の午前中)をいただいたところなんですが、これが思った以上に良かったです。実は東京にも支店がありグローバル展開しているブリュッセル発のベーカリーストア&レストランなんですが、逆にサンタモニカ界隈だと珍しい料理が出るという感じがあります。


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オムレツとクロワッサンと、ブリュッセル風なのか?取っ手のないマグでコーヒーをいただきました。ちなみにストアの方はサンタモニカ地元産の物を多く販売していたのが印象的でした。


サンタモニカ及びLA市街の感想


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個人的に、サンタモニカはものすごく気に入りました。抜けるような青空(それを見られたのは実際には5日目の午後だけでしたが)に映える小洒落た街並みと、カリフォルニアの美食を集めたレストランたちと、それがコンパクトにまとまってのんびりとした雰囲気を醸し出すダウンタウンと、どれも僕自身の好みに合いました。流石はLAきっての高級住宅街とうたわれるだけあります(笑)。


今回は一切利用しませんでしたが、サンタモニカへは鉄道(メトロレール)でもアクセスできますし、ひとたびサンタモニカまで来てしまえばビーチまで歩いて数分というナイスなロケーション。いつかこの街に住めたらいいなぁと思って、家賃をググってみたら2 bedsで月額4,500USDみたいなのばかり出てきて物の見事に撃沈しましたorz やはり流石は高級住宅街です。


ベニスは、先述したようにウォールアートとストリートカルチャーで溢れるポップなビーチと街並みで、個性的な一方でやっぱり街の雰囲気としてはちょっと寂れた印象のあるところでした。味のある街なので住めばまた面白いのかもしれません。嫁さんの言うところだと「若者の住む街っぽい」そうで、ファミリーというよりはポップなカルチャーが好きな若者が単身住むところなのかなと。もっとも、だからと言ってサンタモニカより凄く家賃が安いというわけでもないのがポイントですが(笑)。


LA市街は、今回巡った範囲だと正直凄く良い印象を残したところはなかったですかね(汗)。もしかしたらビバリーヒルズやロデオドライブとか行くべきだったのかもですが、言い方を変えればそういうピンポイントの人気の観光地に行かないとLA市街はそれほど楽しめないのかなと。グリフィス天文台も最初は行こうかと考えていたのですが、行きはともかく帰りにライドシェアが拾えないのでシャトルバスを拾う必要があるが物凄く混んでいるという情報をTripAdvisorで見かけて、取りやめました。


あえて言うなら、同じノリでやはり「経由は何度もしているけれども一度も降りて見て回ったことがない」SFOそしてサンフランシスコ市街も見てみたいなと思いました。もっとも近年は「サンフランシスコ市内はリアル北斗の拳」と呼ばれて久しいですが。。。


LAでの移動手段について


前編の記事でもある程度書きましたが、LA市内は日本人観光客にとっては結構移動手段に困ることが多いのではないかと思われるので、改めてまとめて書いておきます。

UberLyft

UberLyftは前編でも紹介したように、今やカリフォルニア州に留まらず全米の大都市圏では当たり前のように使われるライドシェアリングサービスです。2年前にマウンテンビュー出張に行った時にUberを初めて使ったんですが、そのあまりの便利さに同様のライドシェアは積極的に使うようになり、昨年シンガポールに行った時もGrabを専ら愛用していました。


今更ライドシェアについて知らない人は特に若い層だとまずいないと思うのですが、それでも未だにライドシェアについて全く触れないLA観光の宣伝・解説記事を多く見かけるので*9、既に世間的に常識と思われる事項に限ってまとめて書いておきます。

ライドシェアとは

この文脈では「有償相乗り」すなわち一般ドライバーが運転する自動車が、有償で客を乗せて送迎するサービスのことです。日本ではタクシー産業が発達しているためにあまりその必要性を感じない人も多いかもしれませんが*10、例えばUSに行けば流しのタクシーなんてまず見かけませんし*11、タクシースタンドで捕まえろと言われて行ってみたら待てど暮らせど永遠にタクシーが来ないなんてこともあったりします。


また、僕は遭遇したことはないのですが諸外国のタクシーで結構多いのがぼったくり*12。わざと遠回りしたり、あえてメーターを回さずに走っていきなり高額の運賃を言い値で吹っかけたり、といったトラブルの話は数年前までは割と頻繁に見聞きしたものです。


そういう問題を解決するために「一般ドライバーが運転する自動車を配車する*13」「事前にアプリで出発地&目的地&ルートを確定させることで運賃も明朗会計とする」「サービスやマナーを向上させるためにドライバーとユーザーが互いを評価してフィードバックする」というサービスが現れるようになったのでした。その中でも、USで特に広く知られているのがUberLyftです。

スマホにアプリをインストールする

Google PlayでもApp Storeでも検索すればUberLyftも容易に見つかりますので、出来れば日本にいる間にスマホにインストールして、ついでにクレジットカードも登録しておきましょう*14。なおこのアプリを使う都合があるので、格安SIMを日本で買って持って行って、行きの機内やUS到着後に差し替えることをお薦めします。Amazonなどで10日間使い放題3000円のものなどを買うと良いでしょう。

配車をリクエストする

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どのアプリでも位置情報から乗車位置を推定してくれるので、基本的には目的地を入力(検索)するかマップ上で直接指定するかのいずれかの方法で指定します。すると、近くを走っているサービス車両の一覧とその料金がリストで表示されるので、至便と思われる車両を選びます。種類分けとしては一般車・大型車・相乗り車などがあり、特に理由がなければ一般車を選べば大丈夫です*15。料金は実は毎回一定の基準で算定されるわけではなく、需給状況によって変動するようです*16。ともあれどの車両に乗りたいかを選んでポチりましょう。


乗車位置が空港の場合は「Departure(出発ロビー)に行け」とアプリから指示されることがあります。これはLAXでもSFOでもチャンギでもそうだったのですが、多くの空港ではArrival(到着ロビー)にはタクシーのみが乗り入れることが許可されていて、一般車はDepartureにしか入れないことがあるからです。どのアプリでも「Departure近くのどこそこのピックアップポイントで待て」という類の表示が出るはずなので、それに従ってください。そういうポイントの近くには"Ride App"みたいな標識が出ていたり柱に掲示されていたりすることが多いので、簡単に分かると思います。


と思ったら!何と10月3日付でLAXはUber / LyftのDeparture乗り入れを禁止すると発表したようです。

LA timesの記事によれば、10月29日以降はターミナル1に隣接する駐車区画のみでUber / Lyftのピックアップを認めるというもので、そこに向かうシャトルバスが運行するそうです。利用客はシャトルバスでそのピックアップポイントに向かいながら、アプリで配車をリクエストすることになる、とのことです。現状ではSFOチャンギの状況は分かりませんが、少なくともLAXではピックアップポイントにご注意ください。


ちなみにSFOチャンギもDepartureがライドシェアのせいで混雑しているのは事実なので、それら含めた他の空港でも同様の規制がかかる可能性は高いと思われます。。。

待ち合わせて、乗る

配車が確定すると、ドライバーの名前と顔写真と過去のユーザーからの評価の平均点、そして車両のナンバーと車種が表示され、マップ上のリアルタイム表示とともに「あと〇〇分で到着する」という旨が通知されます。これも状況によりけりで、目の前で別のユーザーを下ろしてすぐ拾いに来てくれるドライバーもいれば、遥か遠くから延々やってくるドライバーもいたりするので、1分以内で来たり逆に10分近くかかることもあったりします。また市街地でたまに困るのが、交通規制の都合上「反対側の歩道でないとピックアップできない」場合。これは仕方ないので、ドライバーが到着する前に道路を渡って反対側に行きましょう。


ドライバーが到着したら、念のため自分の名前(ファーストネームで良いです)を名乗り、相手の名前を確認しましょう。アプリの画面を見せた方が早いこともあります。確認が取れたら、あとは乗るだけです。日本のタクシーと違って当然ドアは自動ではないので、歩道側のドアを自分で開けて乗り込みましょう。シートベルト着用義務の地域が大半なので、シートベルトを締めるのを忘れずに。

乗っている間

基本的にアプリで行き先はドライバーに伝わっているので、黙っていてもドライバーは連れて行ってくれます。が、それもあんまりなので話しかけられたら普通に可能な範囲で会話を楽しむと良いと思います。実は英語のリスニングが大の苦手な僕にとっては、これが一番つらい瞬間だったりします。。。ちなみにおしゃべりなドライバーもいれば、寡黙なドライバーもいます。前者に当たった場合は、頑張ってください(笑)。個人的には、ドライバーごとに音楽をかけていたりラジオをかけていたりとBGMがまちまちなので、その個性を楽しむようにしています。余談ですが、メルローズ・アベニューからサンタモニカに戻るLyftのドライバーさんがかけていたラジオがBig Dataがどうたらというやたら難しい話題をしていて、面白かったです。

降りる時&降りた後

目的地に着いたら、あとは普通に降りればOKです*17。が、先述のようにこのサービスはドライバーとユーザーの相互の評価フィードバックによって品質が保たれています。降りた後でアプリにフィードバック送信画面が表示されるはずなので、そこから評価フィードバックを送り、さらにはチップをつけてあげましょう。


評価は1-5個の星でつける仕組みですが、USでは(というか見聞の範囲のグローバル社会では)「特に大きなマイナス理由がない限りはフィードバックの類には満点の星5個をつける」のが通例です*18。今はどうか知りませんが、かつては「一度でも星4個未満の評価がつくと乗務停止になる」と言われたものです。日本人はニュートラルな評価をしているつもりで星3個とかつけてしまいがちですが、星3個は「酷評」を意味していると受け取られることもあるのでご注意を。ただし、本当に問題があった場合*19は適切な点数をつけると同時にきちんとメッセージ欄で申告した方が良いです。


チップについてはアプリによってまちまちですが、US社会の一般常識として料金の18-25%ぐらいのレンジが複数選択肢として提示されるので、これまた特段理由がなければ20-22%ぐらいつけてあげましょう*20。もちろん良くしてもらった場合は25%とかつけても良いと思います。


で、ここからが重要。先述したように、客(ユーザー)もドライバーから評価されます。なので車内を客自ら汚したり、ドライバーの迷惑になるようなことをすれば、当然ドライバーから低い評価をつけられることになります。記憶が間違っていなければ、ユーザーの方も一定以上の平均評価に満たない場合は配車できなくなる*21はずです。ライドシェアは新たなタイプのビジネスであると同時に、一般のドライバーとユーザー同士の信頼と善意とで成り立っているサービスなので、ドライバーとその車両への敬意と配慮を欠かさないようにしましょう。ちなみにUberはユーザーとしての自分の評価を見ることができて、今チェックしたら僕の平均評価は5.0でした。


あとは完全に余談ですが、今回Uber / Lyftの両方と契約しているドライバーさん何人かのお世話になって、そのうち一人にどっちが良いか?と聞いたら「Lyftの方がドライバーへの給料が良いのでLyftの方が好きだね」という回答でした。実際、チップを渡せる仕組みは先にLyftが導入したそうで、色々聞いた感じではLyftの方がドライバーにとってはよりフレンドリーという側面があるようです。もっともユーザーとしては確実に配車できて値段がお得な方が良いので、その時々に応じてどちらかを選べば良いのかなと思います。

レンタル自転車


サンタモニカ・ビーチは南北にかなり長いビーチで、砂浜に沿ってこれまた長い遊歩道が整備されています。そこを海風に吹かれながら走りたいという観光客を当て込んでか、サンタモニカやベニス界隈には沢山レンタル自転車(バイクシェア)の店があります。多くの店は自転車を借りたら最後は返しに戻ってこなければいけませんが、中には支店を沢山抱えていて個々の店に乗り捨てできるチェーンもあったりします。


今回我々が利用したのはThe Bike Center Santa MonicaというSanta Monica PlaceのPierに一番近い隅にある自転車店で、普通に自転車の販売もやっている上にバイクシェア+ツアーの催行もしていたりします。ここは自転車を借りると、2時間までは基本料金しかかからず、以後4時間まで、4時間以上(全日扱い)の3段階で料金が変わる仕組みで、返却時に料金を精算するようになっています。


借りる際に必要なのは、クレジットカードと身分証明書(つまりパスポート)。代表者だけ持っていけば大丈夫です。で、実は問題になったのが自転車の種類。WebサイトにもあるようにComfort / City / Road / Kidsと4種類あって、ママチャリならいいだろうと思ってComfortを借りたのが間違いでした。USの連中は足が長いので、ママチャリのComfortであっても日本人だとサドルを限界まで下げたところで、ろくろく地面に足が届かないのですorz 特に嫁さんは本当に全く足が届かなくてだいぶ難儀したようでした。身長170cm以下の人はKidsを選んだ方が無難だと思います。。。


我々が借りた自転車はギアつきで、鍵は頑丈なチェーンタイプのものを都度車輪とボディに巻きつけろというものでした。治安の良いサンタモニカ界隈では鍵をかけなくても盗まれることは少ないだろうと想像しますが、それでも盗まれたら大ごとなので自転車から離れる際は毎回必ず鍵をかけましょう*22


それから、当たり前ですがUSは自動車同様に自転車も右側通行です。ちゃんと自転車&電動キックボード用レーンがあるので、そこを走りましょう。歩道は原則として自転車は走行禁止なので*23、理由がない限りは歩道を走ってはいけません。ただしサンタモニカ・ビーチ沿いの歩道は自転車OKのゾーンもあります。交差点の中には自転車用信号がついているところもあるので、その場合は自転車用信号に従って走りましょう。


電動キックボード


これは行く前にググって存在は把握していたのですが、結局乗らずじまいでした。サンタモニカでは(日本でも有名な)BirdLimeなどが出している電動キックボード*24がそこら中の歩道上に転がっていて、いかにも便利そうだったんですが、我々のニーズには合わないかなと思ったもので。


まず、いざサンタモニカを歩いてみたら走れるゾーンが思った以上に限られていたこと。特にビーチ沿いの遊歩道は「自転車はOKだが電動キックボードはNG」。一般道も自転車と同じレーンを走る必要があるので、総合すると自転車よりも走れる範囲が狭いことになります。これはあまり有難くない話でした。


もう一つは、当然ですが「1人1アプリ1台」というシェア方式なので、嫁さんの方でもアプリを入れてもらってレンタルしてもらわなければいけないんですね。元々上記のようにバイクシェア(当然2人分借りられる)を利用する予定だったので、その点でもあまりメリットがないという感がありました。ただ、面白そうだったので一応アプリをインストール&ユーザー登録はしておいたのでした。次回以降は試してみようかなと思います。

その他


LA市内にも当然鉄道やバスはありますが、大昔サンディエゴでバスを使ったことのある身からするとUSのバスは結構難易度高いと思います。実際に住んでみて地元民として利用するのならともかく、旅行客が一見さんとして乗るのはしんどいのではないでしょうか。


鉄道も地下鉄やメトロレールがあり空港からも乗れるので、行こうと思えば空港から例えばサンタモニカまでも行けるようですが(エキスポラインに乗っていけばサンタモニカ・プレイスの目と鼻の先のダウンタウン・サンタモニカ駅まで行ける)、一方で上記のWatts Towersがあるコンプトンなど危険地域を通る路線には治安が悪いので乗らない方が良いとか色々制約があるので、UberLyftなどを使えるのであれば一般の旅行客が無理して乗る必要はないかもしれません。今回の旅行では我々はバスにも鉄道にも一度も乗りませんでした。


フライトについて


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プライベートの旅行でUSに飛ぶ時は、基本的には嫁さんのマイルステータスを活かすために毎回デルタ航空を使っているのですが*25、今回は特に新鋭機のA350XWB(型番はA350-900)に乗れるということでそれもお目当ての一つでした。


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個人的な感想を書くと、乗り心地はB787と同じで揺れも少なく*26、新しいエンジンゆえか上昇も速く、エアバス機としてはかなり騒音も抑えられ、シートピッチも余裕のある感じで、なかなか良かったです。今後はB787同様にA350XWBも贔屓にしてみようかなと思います。ちょっと面白かったのが、ベルトサインの表示が液晶画面*27になっていたこと。これからの飛行機はそういう細かいところもハイテク化していくんでしょうか。


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行きは「少しでもしっかり機内で眠れた方が(カリフォルニアディズニーでの0日目に備えて)良い」という理由で、僕がわがままを言ってプレミアムセレクトという「プレミアムエコノミーの一つ上」のクラスに乗ったのでした。これは思った以上に良いクラスで、機内食はきちんと陶器の皿で出るし、味もなかなかのものだし、2年前にANAのビジネスに乗った時と遜色ないサービス感でした。さすがにシートはフルフラットになりませんでしたが、それでもリッチなタイプのフットレスト付きで割と気持ち良く眠れました。


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本当は嫁さんのマイルステータスだと空港ラウンジを使えるのですが、デルタの羽田移行はまだ途中ゆえ往路の羽田のスカイラウンジは準備中で使えず。結局復路のLAXのスカイラウンジのみ利用させてもらいました。生ビールのタップが4つもあってなかなか良かったんですが、朝早かったのであまり飲めませんでした。。。


おまけ


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ついでにベニスビーチの弊社オフィスにも寄って、ランチを食べてきました。ポップカルチャーの聖地らしく、カフェスペースの脇にはポップアートが沢山掲げられていました。


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NHK BSプレミアム世界ふれあい街歩き」に出てきたスケートボードの練習場もベニスビーチにありました。Venice Skate Parkと言うそうです。


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NHK BSプレミアム岩合光昭の世界ネコ歩き」でベニスが紹介されていたのですが、我々もレンタル自転車で走っていたらネコを見つけました。胡乱な目で見られました(笑)。

*1:到着した日を0日目とする

*2:今回の旅行のちょっと前に何となく映画"La La Land"をTVで見たこともあって、映画に出てきたところに行ってみたいという動機もあったのでした

*3:特にリトルトーキョーが近いゾーンなど

*4:適当にググってみたら近くに滞在した人の体験記があって、読んでるだけでも十分に怖かったです https://freewill.life/archives/4334

*5:『シャークネード』の中では暴風で支柱から剥ぎ取られたピア付属の遊園地の観覧車が転がってくるシーンがある

*6:実はサンフランシスコもそうだったりする

*7:1990年代後半以降は美味くないらしい、というか実際飲んであまり美味くなかった

*8:ちなみにこのワイナリーの2013年のカベルネ・ソーヴィニヨンはPP100点を獲得しているようです

*9:LAではないが例えばシンガポールの観光案内本はGrabについて一切触れないものばっかりだった

*10:裏を返すとそれだけ事業タクシー会社が多いということでもあり、白タク行為としてライドシェア事業が禁止される理由にもなっている

*11:ただしシカゴなどタクシー産業が発達していて流しのタクシーも捕まえられるような大都市もある

*12:日本でもないわけではない

*13:限られた数しかいないタクシーに比べて台数を確保する目的も兼ねると思われる:ただしGrabはライドシェアもタクシーも配車できるので良いとこどりをしている

*14:余談ながら、Grabはサービス提供国からアクセスしないとクレジットカードが登録できない

*15:もちろん大人数なら多少料金が高くても大型車を選んだ方が良いです

*16:なので混み合っている場合や目的地が遠過ぎて応じるドライバーが少ない場合などは高くなるらしい

*17:Have a good dayぐらい言ってから降りると喜んでもらえます

*18:現職でもこの話は必ずされます

*19:よくあるのが車内が片付けられておらず汚いままで、自分の服や荷物が汚れるなどというケース

*20:色々な解説記事がありますが、USでは「15%」がサービス業のチップの最低ラインで、これすら払わないのは敵対行為とみなされて後で大変なことになると聞いたことがあります

*21:つまり出禁

*22:もちろん貸し出し時に破損&盗難保険に入るか聞かれるので、不安な人は入っておくと良さそう

*23:以前ワシントンDCでうっかり歩道を走ったら居合わせたおじいちゃんに怒鳴り散らされたことがあった

*24:kick scooterとかelectric scooterとか呼びます

*25:これはハワイでも同じ

*26:明記されている記事は見なかったが、おそらくB787同様の舵面の自動コントロールなどでアクティブに機体の動揺を防ぐ仕組みがあるのではないかと感じた

*27:つまり予め絵柄が描かれたランプではなく任意の内容を表示できる